盲目と全身麻痺に苦しみ、音楽を書き続けたフレデリック・ディーリアス。
その音楽に感銘を受け、ディーリアスを救ったのは、ある若き作曲家、エリック・フェンビーだった。
この本は、そのフェンビーによる、晩年のディーリアスの姿である。
【ディーリアス・プロジェクト】キャンペーン 実施中!
2017年11月出版
ソング・オブ・サマー ~真実のディーリアス~
エリック・フェンビー 著、小町碧 訳、向井大策 監修
*当日会場にて先行販売
出版記念リサイタル
ディーリアスの人生を感動的に描く
ディーリアスのヴァイオリン・ソナタ全曲演奏会!
2017年11月1日(水)
開場 18:30 / 開演 19:00
小町碧 (ヴァイオリン)、米津真浩(ピアノ)
会場:銀座・王子ホール
(地下鉄 銀座駅下車 A12出口から徒歩1分)
曲目
ディーリアス:ヴァイオリンとピアノのためのソナタロ長調(遺作)
ディーリアス:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第1番
ディーリアス:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第2番
ディーリアス:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第3番
主催:高嶋音楽事務所
協賛:グレートブリテン・ササカワ財団、ディーリアス基金
後援:ブリティッシュ・カウンシル、一般社団法人日英協会
チケット料金:全席指定 4500円
8月16日(水)発売
キャンペーン 実施中!
お問い合わせ先:高嶋音楽事務所
03-6455-1671(月曜~金曜 10:00~19:00 祝日を除く)
イギリスの作曲家、フレデリック・ディーリアス(1862-1934)は、生涯の大半をイギリス国外で過ごし、アメリカ、ノルウェー、ドイツ、フランスにて、様々なアーティスト達と交流を重ねた。
1894年には画家・ゴーギャンのスタジオを毎週訪れ、ここからムンク、ロダン、ミュシャ等も含むアーティスト達との交流の輪が広がる。ディーリアスを作曲家の道へと導いた親友、エドワード・グリーグの作曲法から影響を受けながらも、ディーリアスの音楽はゴーギャンの「ネバーモア」の様に、深い色彩の世界を描いていった。当時、ディーリアスの友人であった若きラヴェルも、スタジオを訪れ、ディーリアスの音楽をよく聴いていた。しかし、1918年からディーリアスは梅毒により盲目と全身麻痺に苦しむ。体が不自由になり、次第に作曲ができなくなった頃、イギリスの作曲家、エリック・
フェンビーが救いの手を差し伸べる。フェンビーは口述により音楽を書き留めていき、作品を完成させていった。ディーリアスと共に数々の試練を乗り越えた日々を、フェンビーは著書にて語り、ディーリアスの音楽の偉大な力を伝えている。
ディーリアスの4曲のヴァイオリン・ソナタは、彼の人生の様々なターニング・ポイントで作曲され、当時の背景を反映している。「遺作」ソナタ(1892年)から、フェンビーと共に完成させた第3番のソナタ(1930年)まで、これ等のヴァイオリン・ソナタはディーリアスの人生そのもの、感動的なドラマを描いている。
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